我が家では毎日「就活」が話題になります。
私自身の働き方を振り返ってみると、企業に勤めた数年は命を賭して全ての時間を「ワーク」に費やしました。
不器用に突き詰めた結果、このままだと自分独りで生きるのが精いっぱいになってしまうと判断して早々にリタイア。
大恋愛の末に破局な感じ?でしょうか。
その後は「ライフ」のなかに自然に「ワーク」を溶け込ませることに努めてきました。
フラワーアレンジメントを教えるのも確固たるプロ意識はありましたが、
家族にはひたすら「趣味」だと言い張り、
その時間を捻出するために「家事」も「ワーク」として認識し効率化を極めました。
家が小奇麗な方が「ライフ」のクオリティーが上がりますし、
今日も、昨日のイベントで飾ったスズランで、幸せ気分が続いています。
アトリエやスタジオを持つのではなく、30年前から自宅のリビングが仕事場の「在宅」の先駆けとも言えます。
切れ目がほどんどないので、気分転換やバランスを欠くと「ブラック」になりがちなので、
「休息」は取るよう心掛けていますが、「ライフ」と「ワーク」を別々に考えることに違和感を感じていました。私がフォトディレクターをつとめているゲイトでは「2018年4月より全スタッフをフリーランス化の対象とし、 ワークとライフを一緒と捉え、
自主性を高めて自己実現を推進させる考え方にシフトします。」というプレスリリースがありました。
自分が「事業主」だからこそ、二つを一緒にできる。
母と妹は専業主婦で、いまだに「なんでそんなに必死に働くの?」
という目で見られています。
「二兎追うものは一兎をも得ず」ということわざもあるように、
両方とも中途半端な自分を情けなく思う事もありますが、
いかに自己実現させるかはそれぞれ。
こうやって、働き方を選べるというのは大事だなと思う。
「一流の学び方」など多くのビジネス書を執筆していらっしゃる清水久三子さんに
人生価値をworkとLifeの両方で生み出し続ける生き方を「Work as Life」と呼ぶのだと
教えてもらいました。
名前がついているぐらいですから、同じような価値観の人もたくさんいるのでしょう。
少しでも楽に、楽しく生き抜く知恵が必要な時代です。