制約とライフキャリアプラン

c0250153_1214233.jpg


多分、世の中には「やる気をどう起こさせるか・・」というような話は多いと思うのですが、
「なんで私はいつもこんなにやる気がみなぎるのか?」が不思議(笑)

私の周りには、そんな元気な私を見て「元気になる」といってくれる人も多い。
そして、これからもそう思ってもらえる人であり続けたいと思います。


美しい「花」や「写真」の持つ癒しのエネルギーを借りているわけですが、
自分の弱さを知っているからこそ、
「花」と「写真」を「伝える」道を神様が与えてくれたのではないかと思っています。


数日前の亡き母の誕生日に、涙が止まらなくなり、
人生の最後は必ずやってくるという事実を受け止めながら
自分のライフキャリアプランについてちょっと思いを馳せてみました。



以下、かなりの長文です。


c0250153_122581.jpg



まず、私がもし男性で、何の制約もなくあらゆる選択肢の中から生き方を選べたらどうだったかな・・と仮想してみるけど、妄想力旺盛な私ですら、まったく浮かばず(汗)
「僕は、超イケメンで女の子にモテモテ、学校の勉強だってできちゃうし、親もそこそこお金持ちで何不自由なく育って来ました」・・・・みたいな?(笑)
そんな僕は、グローバルに活躍したいと日本を飛び出して・・・・その後行方不明?(笑)


私は、専業主婦の母に厳しく育てられたから、
結婚・出産・転勤という「ライフイベント」を最優先にしてきました。


その中で出来る事を探した結果が今につながります。
4年制大学を卒業後、航空会社のCAを3年近く勤め、「海外赴任」をするという夫とお見合い結婚。
二人の息子を25才と32才で出産し、今のフォトグラファー&フラワーデザイナーというキャリアがあります。

海外への憧れも強いものの、留学してまで学びたい研究テーマが思いつかないし、
外国のエアラインに転職のチャンスもあったけれど、長く続ける勇気もなし、
海外赴任する夫についていく!という「他力本願*ヤドカリ」作戦です(笑)


ロンドンに暮らした経験を活かしてキャリアを作れないか。。。と
半ば追い詰められるように考えて
たった3ヶ月学んだだけでフラワーデザイナーの仕事をはじめました。

1歳の息子がいて、できることを考えて、子供連れの参加大歓迎の
英国式フラワーアレンジメントの教室を自宅で始めた所
大盛況。25年前のことです。サロネーゼの先駆けです。

子供を預けなくても本場のロンドンで花を学べる場所が欲しかったから、
自分ではじめました。

フォトグラファーは、遅いスタートで、40才を過ぎてから、
トップランナーを目指して走りはじめました。

トップランナーと言っても、自分でこれから需要が高まりそうなマーケットを限定して、
その中で「一番」のサービス提供を目指せば、そう難しいことではないと思って始めました。

フォトグラファーデビューをして1年後にはS社にプレゼンに行って
採用してもらえたのが弾みになりました。

「重い」「高い」「難しい」イメージの一眼レフデジカメでしたが、
女性にも楽しく学べる環境と、わかりやすいプログラムを考えLIVING PHOTOをスタートし、
カメラメーカーとつながって、フィードバックをすれば
さらに女性ユーザーのファンが多くなると見込んで始めた所、
「女子カメラブーム」が起きました。
私がきっかけを作った・・・・・ぐらいに思ってます(笑)

フラワーデザイナーとしてはすでに25年。
そのうち、数人の生徒は20年目の節目を迎えて
「人生色々あったわね」とハンカチで目頭を抑えながら数日前にレッスンをしました(笑)


長く続いた理由は別にして、
なぜフラワーデザイナーとフォトグラファーに行き着いたのか。




c0250153_1232652.jpg



ここからが今思いついた事で書いてみたくなった事です。

イギリスに6年間ほど住んでいた時に、ガーデンめぐりをするのが好きでした。
マナーハウスには広大な敷地があるのに、
敢えて生け垣で区切って、その中に季節に応じて美しく花が咲くようにデザインされていました。

父の趣味は語源について語ることなのですが、
Gardenの語源が、Gar(囲む) でdenはEden(楽園)のデン・・・・・と聞いたような。

狭い土地しかないから素晴らしいイングリッシュガーデンは日本では無理という発想は意味がなく、
広いからこそ、狭く囲んで作られたのがイギリスの庭。

「自然」の外敵から身を守るために、周囲を囲む必要があり、
安心感の中で植物や景観を楽しむのがガーデニングなのです。

さらに思うと、京都の町家にある坪庭の美しさは
日々の暮らしにうるおいを与える素晴らしい発想だと思います。


私のキャリアも、大学卒業後、航空会社のCAになり、
はじめの1~2年はプライベートな時間を持つ余裕も諦めて、
ほぼ24時間仕事モード。
不規則で体力的にも(キツイ先輩がいっぱいいて)精神的にもハードな勤務に
備えて親も呆れるほど休日は寝てばっかりいました。
墜落前提での「緊急避難訓練」もしながら、命も預けるぐらいの気合で
全力投球から始まりました。


結婚・出産までの数年間と期間限定と決めていたからこそ全部の時間をつぎ込んで
みちゃおうかな・・・と思ったわけです。
「100倍の難関を乗り越えたのに、こんなはずじゃなかった」と長く勤めたいと思っている同期がよく愚痴っていましたが、
私は「破格の給料をもらってるんだから、辛くて当たり前。文句を言うエネルギーがあるなら次を考えたら?」と心の中で思っていました。


ここでもう一つ。大学で「児童科」専攻だったので、
第一子出産育児のリミットを「25才」と20才で疑わずに設定したことがポイント。

30才とか、遅くても35才までに、医療がすすでいるから40才過ぎても何とかなるだろうし、
と考えている若い人!
最近やっと「それでは遅すぎる」と失敗した声続出で
「そうなのかも」と気付きはじめたようですが、
私としては早めの設定がお勧めです。


人生は長いから、結婚も出産も遅くていいや・・・・ではなく、
生涯の排卵回数が決まってるだの、卵子が古くなるだの、初潮を迎える年齢が早くなってる。。。という
聞きかじりからも、長寿になっているから生殖年齢までもが延長されていると錯覚しては
いけないと思うのです。


結婚、出産で、20台後半の楽しい時間を捧げるのは覚悟が必要ですが、
人生は長いですから、女性に限らず私のような「ライフイベント」優先のキャリアプランの選択肢もあるのではないかと思うわけです。

「お仕事もされていて、そんなに大きい息子さんが2人もいるのですか?」
って言われる事が自慢になったりするのです(笑)


人は、色々な制約があるからこそ、自分の役割を知ることができたり、
やる気が出るという事があるのではないかと思います。

私の場合、家庭が広大な土地(社会)の中の「生け垣」みたいなもので、
その「庭」の中で、どれだけ好きな花をきれいに咲かすか・・・・
ということに専念してきた結果、今のフォトグラファーとフラワーデザイナーの仕事が
あるのかなと思います。

生け垣があるから、嫌になったら咲かせる努力を辞めたとしても、路頭に迷う事はありません。

嫌なこと、嫌な事をするぐらいならさっさと仕事は辞める
と決めていますが、ずっと続いています。
人は「辞めてはいけない!」と言われると辞めたくなるし、
「いつでも辞めていいよ」と言われると意外に続けられる天邪鬼。

路頭に迷いたくないから、生け垣はせっせとメンテナンスをします。
家族の健康を思いながら毎日3回の夕食を作りに励んだり、
大量の洗濯物の管理をしたり、
教育問題に頭を悩ませられたり、

一人暮らしなら、どれだけ自由な時間が溢れるのだろうかと。。。パラダイスを思い描きながら
シンデレラになった気分でキッチンの拭き掃除をし、白馬に乗った王子様を妄想しています(笑)


今のちょっとした悩みは、
庭の花をもうあと10年咲かせたいので、
連作障害を起こさせないように今するべきことがあるのではないかと
感じていること。


体力が少々衰えてもアンテナだけは感度良好でありたいなと思う週末です★


息子にパソコン使いたいから、どいてよ・・・・・と追い払われたので、
このへんで。


長々と読んでくださった方に感謝です。
[PR]
by livingphoto | 2014-06-14 12:41

フォトグラファー今道しげみの楽しく幸せなフォトライフ


by 今道しげみ